「カンナさん大成功です!」とは

 デブで、かつ不細工なカンナさん(キム・アジュン)は、大好きな歌の世界に飛び込んだものの、回ってきた仕事は人気歌手アミ(ソ・ユン)のゴーストシンガー。
 そんなカンナが、全身整形で169cm、48kgの超ナイスバディ美女(キム・アジュン、二役)へと変身する。そう、『カンナさん大成功です!』は、「ブスでデブな女の子が、ある日、真逆のスレンダー美人になったらどうなるか」を描く物語である。
 韓国は世界有数の美容整形大国。親が子供の入学祝いに美容外科に連れて行くという国だ。だから、この原作に目をつけたのが韓国映画界だったというのは、ある意味必然というべきかも知れない。
 映画『カンナさん大成功です!』が素晴らしいのは、美容外科手術というものを否定せず、しかし積極的に肯定もしないところだ。それより何より自分というものをしっかり持とうよ、とのまっとうなメッセージは、誰の心にも届く心地よいものだ。
 韓国のアカデミー賞・大鐘賞で、本年度最多の12部門にノミネートされた大ヒット・コメディである。
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キム・アジュンって?

 キム・アジュン 職業:タレント、女優 生年月日:1982年 10月 16日 身長:170cm 体重:48kg 趣味/特技:ダンス、歌
 韓国女優キム・アジュンは韓国的な美人の次世代女優。街頭でスカウトを受け、雑誌モデルとしても活動していた。その後は映画・ドラマ出演や、番組MC、モデルなど様々なジャンルで活躍している。ドラマ『変わった女、変わった男』は日本を含めアジアでも人気を博し、キム・アジュンの名も知られるようになった。また映画『カンナさん大成功です! 』(韓国題:美女はつらいよ)では主演を演じ、06年末から07年初めにかけて大ヒットを記録。一躍トップ女優の仲間入りを果たし、同映画では歌声も披露した。その楽曲『Maria』もネット上などで人気を博し話題を独占した。
キム・アジュンの「カンナさん大成功です! 特別版」(2枚組)

原作は鈴木由美子さんの「カンナさん大成功です!」

 鈴木 由美子(すずき ゆみこ、1960年6月11日- )は日本の漫画家。講談社「Kiss」で執筆活動をしている。千葉大学教育学部卒業。静岡県下田市出身。
 代表作『白鳥麗子でございます!』はテレビドラマ化された。自意識過剰でおめでたいとも言える女性主人公の奇行が周囲を巻きこむという展開のギャグを織り交ぜながらも、女性の心理を的確に表現した作品が多い。
 また、TVドラマのオープニングでも作者紹介という名目で登場したり、自身の写真を多く掲載したりと、露出も多い。
 1989年度(平成元年)、第13回講談社漫画賞少女部門受賞(『白鳥麗子でございます!』)。
 代表作:「白鳥麗子でございます!」「新・白鳥麗子でございます!」「いけいけバカオンナ」「オマタかおる」「おそるべしっっ!!!音無可憐さん 」「カンナさん大成功です! - 映画化」「クソババアに花束を」「ビバ!山田バーバラ 」「アンナさんのおまめ」など。
カンナさん大成功です! (1) (講談社コミックスキス (138巻))



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